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Japanese(日本語) Funded by LTI Korea Available

韓國,男子

韓國,男子
Title Sub
その困難さの感情史
Author
チェ・テソプ
Co-Author
-
Translator
小山内園子,すんみ
Publisher
みすず書房
Published Year
2024
Country
JAPAN
Classification

KDC구분 > Social science > Political > economic > social > cultural circumstances and history > Social and cultural circumstances in Korea

Original Title
한국, 남자
Original Language

Korean(한국어)

Romanization of Original
hanguk, namja
ISBN
9784622097457
Page
312
Volume
-
Writer default image
  • 최태섭
  • Birth : Unknown ~ Unknown
  • Occupation : Literary Critic, researcher
  • First Name : 태섭
  • Family Name : 최
  • Korean Name : 최태섭
  • ISNI : -
  • Works : 1
No. Call No. Location Status Due Date Reservation
1 일본어 337.8 최태섭 한-우 LTI Korea Library Available - -
Descriptions
  • Japanese(日本語)

「男」は理不尽な観念だ。ジェンダー間の格差・分断・差別の歴史の中で、男性は「男」であるがゆえに抑圧する主体だった。他方、「男なら…」という期待は、当事者に「失敗と挫折でがんじがらめ」の内的経験をもたらしてもきた。日本においても然り。だが韓国では、この問題を感情史的アプローチで探究する試みがいち早く登場した。
韓国ドラマの男たちが<おんな子どもを守る強い男>の類型を引きずり続けるのはなぜだろう? フェミニズムへの関心の高い国で、なぜ若者がバックラッシュの政策を支持するのか? その背景にある男性性の問題、すなわち「韓国男子」のこじれの源を、本書は近現代史上の事象や流行語を手がかりに辿る。「男子(ナムジャ)」の苦難や煩悶が、非‐男性への抑圧と表裏をなしながら、いかにして社会を構成する人々全体の生きづらさに与ってきたか。朝鮮王朝時代、植民地化、南北分断と軍政、民主化、新自由主義化といった局面に応じて、男性性をめぐる新たな困難と、そこから噴き出る抑圧と暴力の構図が繰り返し出現した。終盤では、兵役が生む軋轢や、オンラインで拡散する苛烈なミソジニーとバックラッシュに揺れる2000年以降の社会の様相を見る。
「このような作業が必要な理由は、まず理解するためだ。」今日の韓国の人々の心性を理解するための重要な知見と示唆に溢れた論考であるとともに、日本における同じ問題を合わせ鏡で見るような書だ。

source: https://www.amazon.co.jp/-/en/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%BD%E3%83%97/dp/4622097451/