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10 results
  • 太白山脈
    Japanese(日本語) Book Available

    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 1999 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    筏橋では軍と警察が青年団の助けを借りて左翼の残党や同調者の捜索に乗り出した。その先頭に立ったのが、曹渓山に逃れたパルチザンの隊長、廉相鎮の弟で、青年団の団長に成り上がった廉相九である。住民同士が左翼と右翼に分かれて憎しみ合い、多くの罪もない人々が殺されて行く中、有力者の息子で、教師としても人望のある金範佑は、こうした状況を収拾しようと奔走するが、そんな彼に容共の嫌疑が...。一方、秘密党員の鄭河燮と巫堂の素花は、深く愛し合うようになり、運命的な絆で結ばれる。

  • 太白山脈
    Japanese(日本語) Book Available

    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 1999 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    激動の韓国現代史を背景に、戦争と青春を真正面から取り上げ、苛酷な運命を生き抜く人間群像をかつてないスケールで描く話題作。待望の第三巻!!町に潜入しようとして負傷した左翼の安昌民を密かに治療したことが発覚し、病院の院長と女性教師李知淑らが逮捕され、順天の裁判所に送られた。町には戒厳軍が駐屯し、市場も再開されて人々の暮らしは表向き平穏さをとりもどした。かつて日本軍の兵士としてビルマ戦線で戦った過去をもつ戒厳司令官沈宰模は、日帝協力者に激しい憎悪を抱いており、ともすれば筏橋の有力者と反目しあう。一方、鄭河燮を匿っていたことをかぎつけられた素花には、青年団長廉相九の苛酷な拷問が待ち受けていた。

  • 太白山脈
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    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 1999 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    廉相鎮率いる左翼勢力は栗於地域を解放区として掌握、農地改革を実施し、農民の支持を得ていた。解放区の噂が流れる中、筏橋では農地改革をめぐって地主と小作人たちの対立が深刻化し、地主たちが左翼に加担した者に小作をさせないことを決めたため、さらに不穏な空気が漂い始めた。一方、“アカ”の追及に執念を燃やす青年団長廉相九による拷問を受け鄭河燮の子を流産した素花、アカの夫を持ったために廉相九に犯され身ごもって自殺を図る外西宅...苛酷な運命に翻弄される女たちの愛の行方は...。

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    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 2000 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    農地改革をめぐる地主と小作人の対立が続く中、地主たちは農地の没収を免れようとさまざまな裏工作を行なっていたが、汚い策を弄した地主が小作人に襲われるという事件が起こった。筏橋(ポルギヨ)に駐屯する戒厳軍司令官沈宰模(シムジエモ)は、事件の公正な処理に努めるが、農民の立場に立ったと見られ、地主たちの罠にはまり、容共主義者の嫌疑をかけられてしまう。一方、教職を辞し筏橋を離れた金範佑(キムボム)は、ソウルで右翼勢力による襲撃事件や独立運動家の暗殺に遭遇、衝撃を受ける。歴史は逆流し始めたのだろうか...。

  • 太白山脈
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    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 2000 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    朝鮮戦争の局面は、国連軍に続く中国の参戦により混乱を極めた。筏橋では人民軍の退却にともない、廉相鎮らは山に逃れ、共に入山した多くの同調者を率いてパルチザン闘争を展開する。政府側は国民防衛軍の名の下に若者を駆り集めるが、極寒の行軍に空しく死者の数を重ねた。一方、米軍に通訳として徴用されていた金範佑は脱出に成功した後、人民軍に入隊する。また、平壌から満洲に避難していた李鶴松ら『解放日報』の記者たちはソウルに戻ってきたが、彼を待っていたのは悲痛な知らせだった...。壮大なスケールで描く韓国現代史の光と闇。半世紀前、朝鮮半島で何が起こったのか、戦火の中を人々はどう生き抜いたか、分断の歴史の真実を求める著者渾身の大巨編。

  • 太白山脈
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    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 2000 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    パルチザンの解放区を襲った回帰熱は多くの犠牲者を出してようやく終息した。パルチザンの闘士に生まれ変わった外西宅や、革命を夢見る千チョンバグら若き隊員、“釜の蓋”ら歴戦の勇士たちは熾烈な戦いを繰り広げていたが、討伐隊の兵力が拡充されるにつれ、解放区は次々と奪われて行った。戦いをよそに、筏橋では廉相九が鋳物工場の娘と結婚し、名士の仲間入りを果たす。一方ソウルでは、『解放日報』の記者金美善が逮捕され、死刑判決が下った。絶望する彼女の前に、命と引き換えの残酷な罠が...。

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    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 2000 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    パルチザン勢力は各地で解放区を次々に失い、智異山の奥深くまで退却を余儀なくされていた。廉相鎮も部隊を率いて積極的な戦略を展開するが、圧倒的な火力を有する軍と警察による討伐作戦の前に瓦解して行く。一方、銃傷を負って捕虜となり、巨済島の収容所に送られた金範佑は、思いがけず鄭河燮と再会し、新たな道を歩み始める。1953年7月、休戦を機にさらに激しさを増した討伐隊の攻撃に、パルチザンたちは徹底抗戦を決意するのだった。自らの闘争と死が、歴史の転換点になり得ると信じて...。

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    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 2000 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    廉相鎮に従い入山して左翼闘争を続ける姜東植は、妻の外西宅が青年団の廉相九に犯されたことを知り、従弟と共に彼を襲う。だが深手を負わせたものの撃たれて逃げる途中、息を引き取る。夫の死を知らされた外西宅は絶望の中で敵の子を産み落とした。一方、釈放された沈宰模は軍に復帰し、太白山地域の共産ゲリラ討伐作戦に参加するが、住民の強制疎開や焦土作戦に直面して苦悩する。そんな彼を一途に恋い慕い、筏橋から後を追って家出してきた娘順徳。思いもかけぬ出会いに困惑する沈宰模だが...。

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    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 2000 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    1950年6月25日、38度線を越えて北朝鮮人民軍が進攻、ついに朝鮮戦争が始まった。各地で左翼勢力が攻勢に転じ、筏橋も再び廉相鎮らによる人民解放の日を迎えた。消息が途絶えていた金範佑の兄、範俊も人民軍将校として帰って来た。農地解放を夢見て喜ぶ農民に対し、警察や青年団、地主たちはいち早く姿を隠したが、虐殺された左翼転向者の遺族たちによる報復事件が止まず、混乱も続く。一方、素花と鄭河燮は再会を果たすが、愛を確かめ合ったのもつかの間、党の指令で彼は平壌に旅立った...。

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    Jo Jung-Rae et al / 조정래 / 1999 / KDC구분 > literature > Korean Literature > Korean Fiction > 20th century > Historical > Biographical > Political > Social

    日本の敗戦による解放後、朝鮮半島は政治路線をめぐる内部の対立に加え、南北に進駐した米ソ両軍がそれぞれ全く相反する政権の育成を図り、緊張状態が続いていた。米軍政下の南朝鮮では、1948年10月、麗水で国軍の第14連隊による反乱が起き、順天まで勢力を拡大、それに呼応して筏橋でも左翼勢力が町を掌握するが、鎮圧軍の前に退却を余儀なくされ、曹渓山に逃れた。そんな中、酒造場の息子で左翼運動に身を投じた鄭河燮は筏橋に潜入、巫堂(巫女)の娘で幼なじみの素花の許を密かに訪れる。