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6 results
  • 韓国で大反響のエッセイ「私は自分のパイを~」の衝撃度
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    J-CAST BOOKウォッチ / July 19, 2021

    ここ数年、韓国エッセイが日本でも人気だ。表紙のイラストとタイトルに目を奪われるものが多い。  今回紹介するのは、ショートカットの女性が表紙を飾る「自分の分け前を取り返したい女性のための野望エッセイ」。  キム・ジナさん初の著書『私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない』は、韓国で発売直後から大反響を呼び、発売後3ヵ月で5刷となった話題作。本書(祥伝社)は、同書の待望の日本語訳である。

  • 7月に読みたい「韓国文学・エッセイ」3冊【GQ読書案内】
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    GQ JAPAN / July 13, 2021

    この数年で韓国文学・韓国エッセイの人気はすっかり定着し、毎月のように現地の話題作が翻訳・刊行されています。今月は、比較的新しいものから3冊をご紹介します。 ベストセラー作家の最新作 韓国でも日本でも大ベストセラーとなった『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者、チョ・ナムジュさんの最新長編小説『サハマンション』の邦訳が、先月刊行された。 今回の舞台は「タウン」という「世界でいちばん小さくいちばん異常な」都市国家にある、住民権も在留権も持たない最下層の人々(=サハ)が住む「サハマンション」だ。密入国者や老人、女性、子供、性少数者、障害者といったマイノリティたちが、ディストピアの底辺で助け合いながら、強固で不条理な社会に抵抗し生きていくさまが描かれる。 30年前に起きた民衆による革命「蝶々暴動」の結末や、謎の新型呼吸器感染症の流行など、物語の中の事件の描写はなんだかリアルで、読んでいて心がざわついてくる。物語の不穏さに、最初は恐る恐る読み進めていたが、徐々にスピードを増す展開にハラハラしながら、最後は一気に読み終えた。こんな作品も書けるんだ、と、著者の魅力をさらに感じることができる1冊だった。 「サハマンション」は想像のつかないディストピアではなく、すでにこの世界のどこか、もしかすると意外と近くに存在するのではないか、と思えてならない。

  • 女性の活躍を阻むのはどんな組織にも存在する「ボーイズクラブ」の壁―キム・ジナ『私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない』
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    ALL REVIEWS / August 04, 2108

    韓国の女性広告クリエイターであり、 NYタイムズでも紹介されたフェミニズム空間「ウルフソーシャルクラブ」の運営者でもあるキム・ジナ氏。 2021年4月のソウル市長選立候補でも話題になりました。 女性なら一度は経験のある出来事を痛快に描いたキム・ジナさんのエッセイ 『私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない』が話題です。 広告業界の第一線で20、30代を送った著者は、40代で#MeToo運動の波をかぶってはじめて、これまでの自分にも疑問を持ちはじめます。 多くの女性が「読んでスカッとする!」と共感するこのエッセイ。 日本でも「スカッとする!」との声が広がっています。一部を抜粋してお届けします。

  • 「愛のため」女性たちはタダ働きを強いられてきた
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    東洋経済オンライン / July 31, 2021

    ジェンダー・ギャップ指数2021」(世界経済フォーラム)は、今回も日本は主要7カ国(G7)のなかで最下位。日本だけではありません。隣国の韓国もほとんど変わらない順位。男性優位といっても過言でない社会で、女性たちは何をすれば奪われずに生きやすくなるのでしょうか。 そのヒントを、NYタイムスでも取り上げられたフェミニズム空間「ウルフソーシャルクラブ」を運営するキム・ジナ氏が語ります。韓国で話題沸騰の彼女のはじめての著書を邦訳した『私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない』から一部抜粋してお届けします。

  • 韓国の女性たちが熱烈に支持した「主人公」の正体
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    東洋経済 / August 08, 2021

    世界中で広告におけるジェンダー表現への配慮について関心が高まっています。広告クリエイターのキム・ジナ氏は、広告にフェミニズムの要素を入れたフェムバタイジング(フェミニズム+アドバタイジング)の先駆け的存在。韓国初のフェムバタイジングはどのような経緯で成功したのでしょうか。 新刊『私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない』より一部抜粋してお届けします。このエピソードから、男性中心の社会が抱える、ユーザーとビジネス決定者の乖離や、固定観念を打ち破るヒントが見えてきます。

  • 『私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない』(祥伝社)
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    ALL REVIEWS / August 22, 2021

    男性優位社会の中でパイを取り戻すために 「何よりフェミニズムは平和主義でもなければ、モラルのための闘争でもない。男たちに奪われてきた女の分のパイを取り戻すための闘争なのだ」とある。とにかく具体的。こういう考えもあるので聞いてください、ではない。パイ(取り分)を取り戻すための言葉だ。 広告業界で、男性優位社会に翻弄されていた著者は、フェミニズムと広告を掛け合わせた「フェムバタイジング」を提唱し始める。 「キャリア断絶への脅威は、獲物を狙うハイエナのごとくいつも女性の周りにある」。