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海女たち―愛を抱かずしてどうして海に入られようか

Description

つよくなれ 遠い海を揺さぶって吹き寄せる大風にも揺らぐな ごうごう軋んでのたうつ水平線を越えて ひゅるるる 深いところで弾けるもっとも遠い音を知れ(「泣きたいときは海で泣け」より) 韓国済州島の詩人の詩集。【「TRC MARC」の商品解説】

白波に身を投じる瞬間、海女は詩であった。
海に浮かぶ瞬間から詩であった。
海女は水で詩を書く。
風が吹けば風に吹かれるままに、雪が降れば雪の降るままに、体いっぱいの愛を込めて詩を書きつづる。

水に生きる海女たちの物語の中で、水を知らぬ生を生きている私をのぞきみることができないだろうかと思いました。
みずからを弱い存在であると思い込んでいる人びとに、限界を飛び越えてゆく彼女たちの勇気を、手渡すことができるかもしれないという思いもあるのです。
――「日本の読者に手渡すささやかな息」より

聞こえないわからない痛みの記憶が確かにそこにあることを嚙みしめながら、女たちの語りえない記憶の標(しるし)を打ち込む言葉を紡いで、済州という島の記憶の地図を描きだすようにして歌うホ・ヨンソンの詩の世界の一端に、このとき私ははじめて触れた。
——姜信子「訳者あとがき1」より

海女は水で詩を書く——。韓国済州島の詩人ホ・ヨンソンの詩集。日本植民地下の海女闘争、出稼ぎ・徴用、解放後の済州四・三事件。現代史の激浪を生き抜いた島の海女ひとりひとりの名に呼びかけ、語りえない女たちの声、愛と痛みの記憶を歌う祈りのことば。姜信子・趙倫子訳。【商品解説】

 

source : https://honto.jp/netstore/pd-book_30202235.html

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