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  • Book
  • Japanese(日本語)

한국문화, 한눈에 보인다

  • Author
  • Country
    Republic of Korea
  • Publisher
  • Published Year
    2017
  • Genre
    Social sciences - Social and cultural circumstances - Social and cultural circumstances in Korea

Title/Author/Genre

  •  

    Title: 一目で分かる韓国文化

    Author: 趙東一(チョ・ドンイル)、李銀淑(リ・ウンスク)

    Genre: 歴史/文化>韓国文化史

     

    LTI Korea staff: 李善行(イ・ソネン)soyi@klti.or.kr / +82-2-6919-7743

Description

  • About the book

    韓国の代表的な文化遺産は何か。八道江山の自然は美しく、訪ねるべき旅行地はどこだろうか。韓国人は本当に単一民族だろうか。韓国人は平和を愛するのか。韓国は中国から重要な文明を受け入れて天子から冊封を受けたが、それは主権を放棄したことを意味するのか。 韓国の食べ物と服飾、住居の特徴は何なのか。また、文学と哲学、宗教と芸術に表れる韓国だけの叙情や思想は何だろうか。 そして、アジアだけでなく、全世界に広まっている韓国の「韓流」の成功要因は何なのか。

     このような質問に答えるのが『一目で分かる韓国文化』である。著者のひとりの趙東一先生は韓国文化の原理を探求するため、韓国文学とその隣接分野まで幅広い研究をしてきた 。また、李銀淑先生は外国人に韓国語と韓国文化について講義した経験から、韓国のどんな部分を外国人が知りたがっているのかについて深く知っている。

    その二人の情熱と知識を合わせた結果が『一目で分かる韓国文化』である。 韓国について知りたがっている外国人が増える一方で、彼らの質問に対し適切な対応ができる韓国人はほとんどいなかった。そのような現状を著者たちは残念に思い、「韓国文化の全般をみる本が必要だ」という意見が一致し、本書を書いた。

    本書は韓国の歴史、思想、文化、芸術について深く考察する。そして、韓国人だけでなく、外国人たちも好奇心を持つようなテーマを簡明かつ核心的に記述している。誰でも読んで韓国文化を理解し、楽しむことができる。 韓国人のアイデンティティを客観的に知るため、『一目で分かる韓国文化』は重要な指針になるだろう。

     

    この本が日本の読者たちに役に立つ理由について

    本書はおもに韓国文化について語るが、韓国の概念を超えた「文化」についても述べる。ひとつ文化圏について客観的に知るためには、異なる文化圏との比較が必要だからだ。韓国は隣国である日本や中国と同じ漢文文明圏に属し、交流を続けてきた。日中韓はその交流の中で文化の普遍性(共通性)を共有すると同時に、それぞれの特殊性も育んできた。だから、韓国文化を正しく理解するためには、日本文化と中国文化に対するマクロな理解が前提となる。

    本書は漢文文明圏の中心部にある中国、中間部の韓国とベトナム、そして周辺部の日本とを区別したうえで、それぞれの文化の間にどのような共通点と差異があるのかを考察する。

    中国から漢文を導入したこれら三つ国は、自国の言語を表記するため、漢字を用いて借字表記をした。韓国の「郷札(ヒャンチャル)」、日本の「仮名」、そしてベトナムの「字喃(チュノム)」である。

    日本とベトナムは借字表記を用いただけで、自国の文字を作りあげてはいない。しかし、韓国語は音節が多く複雑であるため、漢字の借字表記を使い続けるのは困難であった。そこで15世紀に独自の文字であるハングルを作った(39~40ページ)。本書ではこのような漢文使用の普遍性(共通性)を指摘すると同時に、国ごとの漢字の応用方法や個別の文字を創案した韓国の特殊性について詳しく説明している。

    また、本書は世界文化の普遍性(共通性)も探求する。例えば「冊封」は中世人の共通の宗教観にもとづく世界の普遍的な制度であった。冊封を授ける方と受ける方の呼び名は、ヨーロッパにおいては「ローマ法王」と「帝王」、儒教文明圏では「天子」と「国王」であった。儒教文明圏では天上の支配者とひとつの道でつながった中国の天子が韓国、日本、琉球、ベトナムの国王を冊封し、文明圏内の秩序と平和をもたらした(97~99ページ)。日本では国王のことを「天皇」と呼んだ。

     また、著者は韓国の芸能、演劇にも注目する。ヨーロッパの演劇は「カタルシス」、インド演劇は「ラサ」、韓国の演劇は「シンミョンプリ」を具現する。「シンミョンプリ」とは上演を観ているうちに、心の中で抑圧されていた「シンミョン(神明)」または「神気」が一気に発散されることをいう。韓国の大衆文化であるドラマ、映画、K-popがヒットした原理はすべて「シンミョンプリ」である。「シンミョンプリ」にもとづく「韓流」は、韓国を文化輸入国から輸出国へと変えた。「韓流」はアジアを越えて世界各国に広がっていて、韓国文化の全盛期を謳歌している。「シンミョン」は韓国人の専有物ではなく、「シンミョンプリ」は人類共通の要求である。「韓流」の上演者たちは「シンミョンプリ」の要求を刺激し、世界中の人々を「シンミョンプリ」に参加させる。韓流がなぜ世界的に歓迎されているのかについて知りたいと思っている読者は、本書を読むべきである。

     本書は韓国文化の特殊性について、東アジア文化および世界文化の普遍性(共通性)の観点から分かりやすく説明するものである。適切な資料写真は韓国文化を具体的に理解するのに役立つであろう。

     最近、韓国と日本との観光交流が増えた。 韓国人は日本について知りたがっているし、日本人も韓国を知りたがっている。本書は韓国と韓国人について知りたいと思っている日本人にとって必須の書である。韓国文化に対する理解こそが日本文化の理解への道になる。一方、韓国人が東アジアや世界文化の普遍性(共通性)について理解したいなら、まずは日本文化についてのマクロな理解が必要であると考える。

    About the author

    趙東一(チョ・ドンイル)

    一九三九年生まれ。ソウル大学で韓国文学専攻。韓国文学博士。啓明大学校、嶺南大学、韓国学大学院、ソウル大学教授を経て、現在ソウル大学名誉教授。大韓民国学術院の会員。 『韓国文学通史』『世界文学史の展開』『東アジア文学史比較論』など、多くの著書がある。

    【翻訳された著書】

    ベトナム語/ Nhà Xuất Bản Hội Nhà Văn(東アジア文明論)/ Nhà Xuất Bản Hội Nhà Văn, 2015

    ベトナム語/ NHỮNG BÀI GIẢNG: VẶN HỌC HÀN QUỐC(韓国文学講義)/ Nhà Xuất Bản Văn Học, 2010

    英語/ Interrelated issues in Korean, East Asian and world literature(韓国、東アジア、世界文学に関する論点)/ Jimoondang, 2006

    英語/ Korean Mask Dance(韓国のタルチュム)/ Ewha Womans University Press, 2005

    中国語/ 韩国文学论纲(韓国文学論網)/ 北京大学出版社, 2003  

    フランス語/ Histoire de la littérature coréenne des origines à 1919(韓国文学史)/ FAYARD, 2002

     

    李銀淑 (リ・ウンスク)

    全北大学校卒業。韓国学大学院で韓国文学を専攻し、文学博士。 北京言語大学、北京外国語大学、順天郷大学の招聘教授を経て、現在、外国人のための韓国語文化教育に従事している。 『新作 舊小説研究』ほか。

    About the translators

    朴英美(パク・ヨンミ)

    2004年 啓明大学日本語日本文学卒業

    2006年 啓明大学大学院 日本学科 修士卒業

    2007年 お茶の水女子大学 人間創成科学研究科 比較社会文化学専攻 

    博士後期課程入学

    2016年 お茶の水女子大学 人間創成科学研究科 比較社会文化学専攻 

    博士後期課程 単位取得満期退学

     

    〇日本国内で発表された論文

    「『源氏物語』の六条御息所の筆跡について」 『人間文化創成科学論叢』17編、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科、 2014 p.1-1-9

    「薄く書く和歌ー『源氏物語』における「ことば」としての筆跡ー」 『日本文学』 日本文学協会編、64(6)   2015-06 p.1-10

    「扇に書く和歌ー『源氏物語』におけるその会話的機能をめぐってー」 『お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター研究年報』、お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター編(12)、 2016-03 p.72-78

    「薄く書く和歌(続)ー『源氏物語』朝顔・藤壺の「ほのか」、「墨つきまぎらはす」ー」 『人間文化創成科学論叢』、 お茶の水女子大学大学院『人間文化創成科学論叢』編集委員会18編, 2015 p.7-1-9

    そのほか日本の国内の学会での口頭発表多数

    Media Response/Awards Received

    韓国文化の原理を深く研究した趙東一氏と、外国人を対象に韓国語と韓国文化を講義する李銀淑氏が、韓国文化の全般について説明する本を出した。本書は韓国の歴史と外国の歴史との比較や韓国の社会生活、思考、芸術、大衆文化など、韓国文化のさまざまな領域を扱う。 著者たちは「韓国を知りたがる外国人たちも増える一方で、韓国について質問する外国人に対し韓国人たちは適切な対応ができないところが残念だ」とし、「韓国文化の全般を説明する概要が必要だと思い、本を書いた」と話した。

    ―連合ニュース(2017.08.09.)

     

    韓国人も韓国の文化について詳しいとはいえないだろう。趙東一先生は長年間にわたり比較文学を研究して、弟子の李銀淑先生は外国人たちを教えた経験を生かし、本書を書いた。 『一目で分かる韓国文化』は韓国文化の争点を多く扱っている。本書の中でも「戦争と平和」、「文明圏参加」、「冊封体制」、「法律観」などについて注目したい。そして多くの読者たちが本書を読み、韓国文化を深く理解するきっかけになることを望む。 さらに、今日の「君子」の手本として趙東一先生という人物に対する研究も必要だと考える。 ―蔚山(ウルサン)ジャーナル(2017.11.15.)

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