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소은 박홍규와 서구 존재론사

Title/Author/Genre

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    Title: 素隠朴・洪奎と西欧の存在論史

    Author: イ・ジョンウ

    Genre: 人文・哲学

     

    LTI Korea staff: 李善行(イ・ソネン)soyi@klti.or.kr / +82-2-6919-7743

Description

  • About the book

    本著は西洋の哲学ではなく、世界哲学的観点から韓国で「哲学」をするということがどのような意味を持つかを継続的に研究してきた著者イ・ジョンが、韓国の現代哲学の体表的1世代だと言えるパク・ホンギュ(1919-1994)の哲学思想全般を探求したものだ。西洋の精神と韓国的状況をどう接ぎ木して思惟するのかは韓国で哲学をする人なら必ず念頭に置くべき志向点だが、これを実践的思惟の場の中で展開することは難解であり、パク・ホンギュはまさにその点で先駆的役割を成した哲学者だと言える。

    現代の韓国の観点では、我々の思惟は「西欧の存在論史」という高い峰を乗り越えようとする苦闘の歴史でもあるが、西欧の存在論史に対するパク・ホンギュの読解は、我々に対して特に「生命」を考える方法をその精神的遺産として残したと評価する。この「生命」の概念は物質、偶然・偶発性、時間と空間、秩序・法則性、自由、行為などの概念と絡んで巨大な問題の場を形成するが、パク・ホンギュはプラトンからアンリ・ベルグソンへ繋がる思惟の道上で読解した生命の存在論を続けて発展させた。このためには三つのタイプの思惟を結合しなければならないが、その一つは英米の系統の科学の書籍から見える俗流唯物論的生命観に対抗できるベルグソン以降の生命哲学であり、二つ目は過去半世紀の間、飛躍的発展をしてきた生命科学の成果を吸収すること、そして最後に東北アジア哲学の伝統の中で綿々と続いた気学だ。

    これを通じて著者はパク・ホンギュの哲学の思想を受け継いで生命哲学と生命科学、気学が接合される支点で生命存在論を整えて出すことができれば、現代の哲学が立ち向かっている様々な問題に対して対案的哲学談論を作り出すのに大きく寄与できると考える。

    About the author

    イ・ジョンウ(李正雨) イ・ジョンウは1959年忠清北道の永同で生まれ、ソウル大学で工学、美学、哲学を専攻し、同大学大学院でアリストテレスとガリレオの比較で修士の学位を、ミシェル・フーコーに関する研究で博士の学位取得。1995-1998年西江大学哲学科教授、2000-2008年哲学アカデミー院長、2009-2011年アシスト倫理経営研究所の所長を歴任した。現在慶煕サイバー大学の教授。

    著者の思惟は「伝統と近代、そして脱近代」をテーマにしており、三つの研究を通じて展開してきた。まず、東洋と西洋という二分法を超える普遍的哲学史の叙述として、現在『世界哲学史三部作』を執筆、出版している。(『世界哲学史1:地中海世界の哲学』が出版されており、2017年7月頃に『世界哲学史2:アジア世界の哲学』が出版される予定)。もう一つは、時間、生命、事件、主体性などを話題にする存在論的研究として、これと関連した『神族と巨人族の闘争』(ハンギルサ、2008)、『フォールディングとアンフォールディング』などの著書を出版。最後に、少数者の倫理学と政治学に関する研究として、『千一のプラト:少数者の倫理学のために』(ドルベゲ、2008)、『進歩の新しい条件』(インガンサラン、2012)を出版。 

    著者は現在哲学史的研究として『世界哲学史3:近現代世界の哲学』を、存在論的研究として『事件の哲学2』を、そして実践哲学的研究として『少数者の政治学』を執筆している。

    Media Response/Awards Received

    『連合ニュース』(2016年6月24日付)

    イ・ジョンウ慶煕サイバー大教授は『素隠朴・洪奎と西欧の存在論史』の中で存在論を中心に素隠の思想を紹介。素隠は主観主義を拒否し、客観性、事物、データの哲学を主唱した。主観的見解や思想に止まらず、客観的データに基づいた認識だけを認める厳密さ、正確さを追及した。

    素隠によると、個別の科学は各自の領域を形成するデータと抽象的空間に止まる。一方、哲学の存在論は全ての個別科学のデータが繋がれる構図を掴み出し、仮説を提示する役割をする。科学的探究が新しい段階に差し掛かる際、存在論もまた新しく書き直さなければならない。従って、存在論は科学的に実証されるべき「メタ科学」である。素隠はプラトンの「形相存在論」とベルグソンの「生成存在論」を西欧の存在論史の二つの軸として把握する。

    素隠は1940年代からソウル大学の文理大学で哲学を教えた。まともな著書を一冊も残さず、論文もほとんどない。しかし哲学系では西洋正統の形而上学を吸収し、独自の思想を確立した、国内に数少ない「哲学者」として挙げられる。弟子たちが彼の講義を録音し、死後5冊の全集を発行したが、最後の本が「ベルグソンの創造的進化の購読」だ。

    イ教授は素隠の哲学を直接的に受け取ってはいない。素隠の存在論が厳格すぎるという理由で、『18世紀の啓蒙思想以来、その一つの系統として繋いできた科学主義に染みているようだ。哲学は科学的経験だけでなく政治的経験、芸術的経験などをすべて包括する経験一般に対する省察でなければならない』と批判する(449ページ)。

     

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