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  • Japanese(日本語)

재미나는 인생

  • Author
  • Country
    Republic of Korea
  • Publisher
  • Published Year
    2004
  • Genre
    Literature - Korean literature - Contemporary fiction

Title/Author/Genre

  •  

    Title: 楽しい人生

    Author: ソン・ソクジェ

    Genre: 文学/掌編

     

    LTI Korea staff: 李善行(イ・ソネン)soyi@klti.or.kr / +82-2-6919-7743

Description

  • About the book

    近年の韓国文壇において最も個性的な作家の一人にソン・ソクジェの名を挙げることに異を唱える人はそういないだろう。いわゆる「ソン・ソクジェ標」という言葉ができたくらいであり、彼ならではのユニークな話法と小説戦略は、同僚作家や作家希望者たちにすでにかなりの影響力を発揮しており、彼の新作を待ちわびていた相当数の固定読者からはもちろん、他の一般読者からもたくさんの反響を得ている。批評家からの反応もかなり好意的で、彼の小説は「自閉的独白」と「ナルシシズム」の沼にはまりこんだままの1990年代韓国文学の前に立ちはだかっていた難関を痛快なほどに突破してみせたという称賛を受けた。伝統と現代との文化的断絶を強いられてきた近代文学の歴史の中で、同作家が韓国固有の叙事的伝統を新しく作り上げているという指摘は、もう単なる可能性の次元に止まらない。

     

    ソン・ソクジェの小説ならではの魅力は、何よりも彼の優れた言語感覚にあるといっていいだろう。詩人から小説家に変身したという経歴を立証するかのような、彼の文章は詩の含蓄と散文の開放性を兼ねていて、古文の悠長な呼吸と現代文のはつらつとしたリズムを自在に行き来する。凡俗な日常のシーンから生の秘密を暴き出す繊細な観察力、鋭い比喩表現と巧みなブラックユーモア、スピーディーで正確な話術は、ソン・ソクジェが何とも魅力的な言葉を次々と生み出すいわば文学シーンの饗宴を主催しているということを忘れてはならない。ソン・ソクジェを通して私たちは小説世界が厳かな啓蒙の形式ではなく、自由な楽しみの領域であるという事実を改めて思い知らされる。

     

    このようなソン・ソクジェの小説の特徴が最も凝縮されている本が『楽しい人生』である。長くても原稿用紙十枚を超えない短文を通して作家は人生の喜劇的で悲劇的なシーンを簡潔な鋭い言葉で暴露する。そして、その暴露に伴う抑え切れない笑いの裏で、読者は人生の深い悲しみにふと対面することになるのだ。

     

    1997年に初版が出た『楽しい人生』はソン・ソクジェの初期作品だが、だからこそ言語の自在さと物語の面白さは新鮮であると同時になかなかスリリングだ。2004年の改訂版は初版から8編を削除、19編を新しく追加した。追加された作品はいずれも『楽しい人生』の出版後に発表されたもので、既存の収録作品との楽しい化学反応を起こしている。

    About the author

    1960年慶尚北道生まれ。大学では法学を専攻したが、1986年『文学思想』に詩「ガラスを拭く人」を発表し登壇。1994年に短編集『あそこにはとんでもない奴らが住んでいる』を出し、本格的に小説を書き始めた。『楽しい人生』は、現在最高の語り部と評される小説家ソン・ソクジェの短編小説集だ。韓国日報文学賞、キム・ユジョン文学賞、イ・ヒョソク文学賞、東仁文学賞などを受賞した彼の奇抜な想像力と痛快な笑い、鋭い風刺と卓越した話の展開は、韓国文壇ですでに定評がある。シニカルすぎると言われるほどのユーモアとホラで私たちの日常を覆し風刺する彼の作業は「すでに行われた陳述の覆し」、「大げさ」などの方法で私たちに見知らぬ世界を見せてくれる。この馴染みのなさがどれほど爽快に私たちの眼の前に開示されるか気になるなら、まずは本書を手に取りどのページでもいいから開いてみよう。真面目であろうとすればするほど滑稽さを見せてしまう私たちの人生が、まるで初めて目にする光景であるかのように出てくるはずだ。作家は、この、形式などまったく気にしていない自由な文章を「どれも小説のつもりで書いた」と語る。形式が軽すぎるためその内容もすぐに蒸発するのではという懸念はご無用。作家は常に現実に向けられた「真面目な視線」をそらすことも、外すこともしない。むしろ彼の意識的な「慣れない物書き」は文章表現の意味をさらに鮮明なものにする。そうすることで彼のユーモアは、常に私たちにユーモアに包まれた生の裏面に隠れた真実へと導く。かつて韓国を代表するもう一人の作家だった故パク・ワンソは『東亜日報』でソン・ソクジェを次のように評した。「何よりもこの短文に、私たちの下品になり切った人生を客観化して示す力があるということは、文章表現自体の良さが理由だったとしても、物騒な世の中が理由であったとしても、とにかく喜ばしいことである」

    Media Response/Awards Received

    『楽しい人生』に収録されている文章は短編というよりむしろ超短編とでも呼ぶべきとても短い小説だったが、私はその中の一編を読んでいる間、電車の中でくすくすと笑いが漏れそうになってしまった。後ろにのけぞってひとしきり大きな声で笑い出したくなるのを必死で我慢するのがそんなに辛いものだとは知らなかった。

    - 故パク・ワンソ(小説家)

     

    嘘のような真実、真実のような嘘。「面白さ」に関する彼のノウハウ。

    - キム・ユンシク(文学評論家)

     

    ソン・ソクジェの小説は「近代の叙事詩」ではなく、それよりもさらに古いルーツとさらに深い衝動を起源とする「物語」の一種であり、しかも「小さい物語」に過ぎない。小説とは「嘘」であり、嘘はとにかく「面白くなくては」ならないという彼特有の小説観をここで確認することができる。ソン・ソクジェを通して私たちは小説が厳かな啓蒙の形式ではなく、自由な楽しみの領域にあるという事実を改めて思い知らされる。

    - チン・ジョンソク(文学評論家)

     

    とても凝縮され、抒情性に富んでいる。魯迅、カフカ、ブレヒト、ペーター・ビクセルなどの短文を読む時と同じように新鮮な読書体験をもたらしてくれる。

    - 京郷新聞

     

    機械文明、単調な日常への反旗。「小説は面白い嘘」。卓越した語り口、漫談に似た文体。

    - 東亜日報

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